あなたがお子さんを幼児教室に通わせたいと思ったきっかけは何ですか?
実際に、幼児教室にお子さんを通わせている親御さんたちは何を目的に通わせているのでしょうか。
幼児教室の種類が多岐にわたることを見てもわかりますが、きっと目的は家庭によって変わるのではないでしょうか。
これからご紹介するものがお子さんに合った幼児教室を見つけてあげるヒントになればうれしいです。
みんなが幼児教室に通わせる目的ってなに?
知能を伸ばす
五感を刺激して知能を伸ばす
幼児教室は全国に大手を始め、様々な種類のものがありますが、知能を伸ばす教室がたくさんあります。
その中でも注目されているのが、幼児の知能育成コースでしょう。
呼び名は、幼児教室によって異なるかもしれませんが、1歳から3歳くらいまでの期間に様々な経験をさせて、知能指数をアップさせるというものです。
具体的にどのような知育をするかというと、五感(視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚)に働きかけて脳に刺激を与えるでしょう。
脳に刺激を与える方法としては次のようなものがあります。
- 音や音楽を聞かせる
- 映像を見せる
- 物を触って理解させる
- 臭いなどを言葉の表現で表す
- 食育を行う
五感が刺激される事であらゆる面から物事を見たり聞いたりすることができ、脳が発達すると言われています。
特に、音楽や映像は、その後の子供の育成において思考能力の基盤になるでしょう。
子供の頃に好きになったものを、大人になっても好きでいられるというのは、幼少期の経験が関係しているのです。
五感を刺激すると知能が伸びると言うのは、このような理由からでしょう。
知能を高める事で記憶力アップ
皆さんは、知能を幼児期から伸ばしてあげる事で、記憶力がアップするというのをご存知でしょうか?
幼少期から幼児教室などで記憶力が上げると更に知能も向上するというルーティンになるのです。
幼い子供は、自分が興味を持ったものを覚えようとします。
その記憶力を上手に幼児教室で引き出す事ができれば、無理強いして勉強させなくても、自ら進んで勉強するような子供に育つ可能性もあるのです。
特に、脳が発達する1歳から3歳までの間は記憶力が倍増し、自分の好きなもの嫌いなものがハッキリする時期でしょう。
この時期に幼児教室へ行くようになると、幼児教室に通うのが当たり前のような感覚になる場合もあるのです。
脳の発達に合わせた適切な知育を幼児教室で行えば、子供の能力を最大限にするきっかけになるかもしれません。
幼児期から本物の環境に慣れさせる
幼児教室によっては、ネイティブの英語を取り入れて、小さなうちから英語や他の言語の発音を覚えさせるような所もあるのです。
特に3歳までは、母国語以外の外国語を覚えさせるのに最適だと言われているのです。
本当は、実際に海外に連れて行き、同じ年代の海外の子供と一緒に学習させるのが最適だとも言われています。
しかし、現実的には無理なので幼児教室でネイティブの言語を聞くと言うのは、脳に刺激を与えるうえでも良い事でしょう。
幼児が外国人と触れ合う事で、その国や言語に興味を持つこともあります。
今や国際化時代の真っただ中なので、幼いころから英語に慣れ親しむ環境を整えてあげましょう。
他にも計算に力を入れている所など、幼児教室によって特徴が異なりますので、子供のどんな所を伸ばしてやりたいか、具体的に決めてから選んだ方がよいかもしれません。
幼児教室で様々な力がつく
思考力や読解力が幼児教室によってアップすれば、その後の勉強にも影響します。
更に、小さい時から親以外の人と接する事で社会性が身に付き、協調性も育まれるでしょう。
近年は、幼児期からの教育が当たり前という風潮なので、都市部を中心に、幼児教室に通わせるのがステータスとなっています。
幼児教室で脳育をしてあげることが、子供の可能性を伸ばすために必要だと考える親が増えたことが一因です。
早い段階から知育をして、無理せず勉強ができるような環境を幼児教室や家庭で作っているのです。
能力を伸ばす
幼児教室には能力を伸ばすものがある
幼児教室は、知能や知育の為だけのものではありません。
運動系や教養を深めたい方に最適な幼児教室も多いのです。
身体能力を高めることで、子供の可能性を伸ばしてやれることも可能になります。
今、日本全国で活躍しているスポーツ選手の中には、3歳より前から運動に打ち込み、成績を伸ばしている人もたくさんいるのです。
特に、オリンピック選手クラスになると、1歳2歳くらいから運動を始めて、世界でもトップレベルの人がたくさんいます。
身体能力や教養を深めるのに最適な幼児教室には次のようなものがあるでしょう。
- 体操
- 卓球
- 水泳
- サッカー
- ピアノ
- バイオリン
他にもありとあらゆる分野の幼児教室があります。
子供の潜在能力を伸ばす
東京オリンピックが決まる前あたりから、国をあげて有力選手の育成に力を入れています。
オリンピックアカデミーのようなトップレベルの選手が集う学校も開講していて、幼いころからそういう運動系の学校を目指す人も増えているのです。
ご両親も子供の才能を伸ばすために、時間も費用も惜しまない事が多いですが、どんなことで才能を開花させるか、子供によって違います。
まずは、幼少期に色々な幼児教室やスポーツ、教養の体験をさせて、その中から興味をもったものを中心にするという方法もあるでしょう。
子供の能力を一番伸ばしてあげられるのは幼少期なので、まだちょっと早いかな?と思うくらいから始めても遅くはありません。
子供にはそれぞれ潜在能力というものがあり、個人によってどこに向いているのか異なります。
自分の子供を型にはめるのではなく、好きな事や伸ばせる潜在能力は伸ばすという事を心がけましょう。
お受験対策
どうして小さなうちからお受験対策をするのか?
高校受験で始めて受験をするという人もいらっしゃいますが、都市部を中心にどんどんお受験対策の年齢が低年齢化しています。
高校生や大学生になってから受験戦争に巻き込まれるより、小さいうちに私立の良い幼稚園、良い小学校に入れた位という人も多いです。
小さいうちに有名私立幼稚園や小学校に入学すれば、そのままエスカレーター式で良い中学、良い高校、良い大学に入れるという認識も高まっています。
このような風潮が高まる事によって、有名な受験専門の幼児教室が全国的に増えているのです。
有名私立幼稚園や小学校に合格者を多数輩出している幼児教室は、その幼児教室に入るのにも受験しなければなりません。
費用はもちろんですが、幼児教室に入る為に他の幼児教室に通わせるというケースもあるのです。
小さい頃からお受験対策をすることで、将来的に安定したレールに乗せたい親御さんもかなりいらっしゃいます。
お受験対策の低年齢化
良い小学校、良い幼稚園を目指すためにお受験対策を早めに始めるという人も多いのですが、近年はお受験対策の低年齢化が見られます。
幼児教室の対象年齢も、昔は早くて3歳位からという事が多かったのですが、現在は6ヵ月位からという教室も見られます。
また、幼児教室に入る前のお受験対策というのも見直されていて、早ければ妊娠直後から胎教を行った方が良いという人もいるのです。
胎教は、赤ちゃんにも良い影響を与えますが、お母さんにも精神の安定やストレス発散効果があるので良いのかもしれません。
しかし、このようなお受験対策の低年齢化に理解の無い祖父母世代がいるのも現状です。
赤ちゃんのうちからお受験対策をするのはどうか?と思う人もいらっしゃいますが、それは価値観の違いになります。
いきなりお受験対策ではなく、ある程度、知育を幼児教室で行ってからする人も多いです。
子供に無理をさせない程度で、お受験対策ができるような環境にするのが自然かもしれません。