幼児教室に通わせたいと考えたとき、選ぶポイントの一つになるのが費用ではないでしょうか。
入会金や月謝以外にも教室によって必要な費用は異なるので、年間トータルでどのくらい必要になるのか、事前に計算しておくと安心ですね。
子どもと家計のためにも、無理なく通える費用の所を選ぶようにしましょう。
幼児教室にかかる費用はどのくらい?
入会金
幼児教室では入会金が必要な事がほとんどです。
入会金を払わなければ、教室に通えないので、否応なく支払う人が多いでしょう。
幼児教室の入会金は、それぞれ異なっていて、一概にいくらくらいとは言えません。
調べてみると次のような入会金がありましたので参考にしてください。
<幼児教室入会金例>
幼児教室 | 入会金 |
A | 0円 |
B | 5,000円 |
C | 6,000円 |
D | 15,120円 |
E | 25,000円 |
このような入会金の幼児教室がネット上で見る限りありました。
最初から、入会金がかからない所もありますし、体験学習をしたら半額になる、今だけキャンペーンで無料など様々です。
手っ取り早く、入会金で稼ごうとする幼児教室もありますので、よく比較した方が良いです。
数千円の入会金の所が結構多いですが、相場というのは決まって無いようです。
幼児教室の経営者の気持ち次第で入会金の場合金額がきまります。
有名な幼児教室、人気が高い幼児教室になると、希望者が多いため、入会金が高くなる傾向にあります。
キャンペーン情報をチェック
幼児教室によっては、キャンペーンや割引を行っている場合もあるので、普通に入会して入会金を払うより、お得になります。
行きたい幼児教室が決まっている場合は、季節によって割引になる場合もあるので、キャンペーンがあるかどうかチェックしておきましょう。
毎月かかる費用
幼児教室で毎月かかる費用として月謝があります。
月謝は、幼児教室によって異なりますが大手幼児教室の月謝を比較してみました。
毎月のランニングコストになりますので、生活を圧迫しない程度の費用で抑えられるかどうか計算しておくと安心です。
<幼児教室の月謝例>
幼児教室 | 月謝 |
A | 7,000円 |
B | 8,000円 |
C | 12,000円 |
D | 20,000円 |
同じ幼児教室でもクラスによって月謝が異なる場合もあります。
ある幼児教室では、月謝が12,000円から15,000円という場合もありますし、5,000円から20,000円というケースもありました。
つまり、どんなクラスに入らせるかで月謝の幅が異なるのです。
どのようにして分けるかというと、ほとんどの場合、年齢や月例等で違います。
幼児教室のクラスでも若干月謝が違うという事もありますので、確認してみましょう。
月謝の他に毎月かかる費用として教材費がかかる幼児教室もあります。
教材費は、一括で徴収する場合もあれば、毎月の平均で徴収する場合もあるでしょう。
入会する前に必ず説明があるはずですので、月謝だけではなく、教材費など毎月かかるお金がどれくらいなのか確認しておきましょう。
その他運営費、イベント費などもチェック
幼児教室にかかるお金は、入会金や月謝だけではありません。
その他に、次のような費用がかかることもあります。
- 教材費
- イベント費用
- その他運営費(冷暖房費など)
教材費も幼児教室によって徴収の仕方が違います。
例えば、入会した時にある程度まとめて教材費を徴収する事も多いです。
入会金・1ヶ月分の月謝・教材費と合わせて、最初に数万円以上の費用がかかる場合も幼児教室によってはあるでしょう。
入会金と月謝だけ考えていたら、教材費やその他の費用も合わせて、1万円以上になることも珍しくありません。
特に別途教材費が必要という時は、どれくらいの金額が必要なのか確かめてから入会した方が無難です。
教材費は、毎月、金額が異なるケースも多く、月によって請求金額に差があることもありますので注意しましょう。
イベント費やその他運営費も月によって徴収したりしなかったりということが多いです。
その他運営費では、冷暖房費が必要な幼児教室もあります。
勉強費用と冷暖房費などの経費を別だと考えているからです。
月謝に冷暖房費などが含まれている場合が多いのですが、幼児教室によってはわざと分ける事で、月謝の費用が安いと感じさせる工夫をしています。
月謝だけではなく、他の費用も足してみたらかなりの金額になることも多いので気を付けてください。
イベント費としては、例えば季節の行事に関するイベントや学習発表会などがあるでしょう。
幼児教室でクリスマス会を開催する時に、数千円ほど必要だということも多いです。
イベント費なども高額な場合は、どんな費用に使ったのか聞いてみてください。
幼児教室によっては、子供さんの学年が変わる進級時に年間教材費を徴収するケースも見られます。
明細などがあるはずなのできちんと説明してくれる幼児教室が安心です。
信頼できる幼児教室でないと、かわいい子供は預けられませんので、モヤモヤする部分があるなら、しっかり疑問を解決して必要な費用は払うようにしましょう。
紹介・割引システム
幼児教室によっては、お友達紹介などの制度がある所も見られます。
例えば、Aくんが幼児教室に通っていて、Bくんを紹介した場合、Bくんには教材割引チケットが送られ、Aくんもクオカードをゲットできるのです。
このような紹介システムがある場合、紹介した方もされた方も得になります。
クオカードをもらえたAくんは、更に他の人を紹介しようとしますし、紹介されたBくんも他の人を紹介してクオカードを欲しいと思うでしょう。
入会したい幼児教室が決まっているならば、紹介制度があるかどうか?知り合いに紹介してくれるような人がいるかどうかもチェックしておいた方が良いです。
他にも、入会金が割引になったり、月謝が割引になったりする割引システムを採用している幼児教室もあるでしょう。
普通に入っても入会金が割引されないなら、紹介してもらった方が良いという事にもなります。
体験学習などで半額になるような幼児教室もある為、紹介システムなどを良く調べてから連絡した方が無難でしょう。
割引の他にプレゼントがもらえる幼児教室もあるので、お友達紹介などがあるかも知っておくと便利です。
幼児教育への支援
現在、国では幼児教育のレベルアップを目標とした支援の動きが活発になっています。
幼児教育無償化を念頭に議論されている段階ですが、将来的には、保育園や幼稚園、認定こども園等も無償化になるかもしれません。
共働きのご家庭では、保育費用などが高くて幼児教室に通わせるだけの費用を捻出できないという人もいるのではないでしょうか?
収入によっては、保育費が数千円の人もいれば5万円以上かかる場合もあるでしょう。
しかし、この金額が国の支援によって無料になるとします。
毎月、5万円以上の費用が安くなるわけですから、その分、幼児教育などに充てたいという人もいるでしょう。
しばらくは時間がかかるかもしれませんが、国が幼児教育支援の方針を出しているので、幼児教室の需要も今後さらに伸びると考えられています。
幼児教育の支援によって、子供の将来的な学費などの為に貯蓄される方もいるかもしれませんが、幼児のうちに何か身になるような教室に通わせたいという方も多いです。
幼児教室に支援金が出るようなことは無いかもしれませんが、間接的に幼児教育が充実する事は間違いないでしょう。
今まで、お金持ちの子供しか幼児教育は受けられないというイメージが大きかったですが、幼児教育支援の動きが広がれば、どんな子供も平等に幼児教育を受けられる時代が来るかもしれません。
中には、市町村単位ですでに幼児教育への支援を行っている地方自治体もあります。
自分の住んでいる街にどんな支援があるのか調べてみるのも良いでしょう。